免疫力を高める睡眠

一般的に成人の人に必要な睡眠時間は7~9時間だと言われています。

 

ついつい夜遅くまでスマートフォンやパソコン、

ドラマや映画で夜更かししてしまったりする人も多いですが

睡眠は、とても重要です。

 

睡眠の質や量の低下は免疫力にとても影響を与えることが

これまでの研究から明らかになっています。

 

例えば、

ある研究で、風邪のウイルスを被験者の鼻の中に注入し

感染率の調査を行ったところ、夜間の睡眠時間が7時間未満の人は

睡眠時間が8時間以上の人の3倍もの人が注入したウイルスが

原因で感染症になったと発表されています。

 

寝ている時、体の中では炎症や感染症との戦いにおいて

重要なサイトカインと呼ばれるタンパク質が放出されているため、

ストレス反応に対抗しています。

 

睡眠時間が短くなったり睡眠の質が悪くなったりすると

サイトカインの放出量が減少するので免疫力の低下が起こります。

 

そして、睡眠不足はストレス反応を引き起こすので、

次の日には体内におけるコルチゾールレベルなどを高めてくれます。

 

コルチゾールはストレスにより分泌が増えていくので

睡眠不足の翌日はストレスをいつもより感じやすくなり

集中力が減ってしまったり、感情的になりやすくなり

なかなか眠れない状態になりやすいそうです。

 

毎日睡眠不足が続くと日常的なストレスの対処ができなくなっていきます。

 

十分な睡眠をとるためには、最低限必要な睡眠時間を

できるだけ毎日しっかり取ることです。

 

ですが十分に寝る時間が取れなくても、起きる時間は

毎日同じ時間にすることが大切です。

 

寝具周りの環境を整えることも重要となります。

 

寝る1時間前には照明などを暗くし、騒音も最小限に抑えて

ください。扇風機やエアコンを使って室温を最適に保ってみてください。

 

リラックスして睡眠の準備を整えるには、就寝前のルーティンも

大切となってきます。

 

ベッドで眠る1時間前には起床アラームをセットし

風呂に入る。ベッドに入る1時間前からはスマホやテレビなどの

ディスプレイから離れることを意識してください。

 

本を読んだりストレッチをし、穏やかな音楽を聞いたりする

のもよいでしょう。

 

ストレスを減少し、睡眠の質を向上する方法としては、

 

朝に太陽を浴び、ストレッチなどをし日中に適度な運動をしましょう。

寝る数時間前にはお酒やカフェイン、タバコを摂取しないでください。

 

意識的に取り入れていくのを心がけてみてくださいね。

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