睡眠中に光を浴びると体重増加する理由

夜に電気をつけたままにしたりテレビをつけておかないと

眠れないという人がいてますが、人工光は睡眠を妨げる以上の

効果を持つ可能性があると言われています。

 

睡眠中に人工光を浴びると、特に女性の体重増加や肥満リスクの

拡大につながる可能性があります。

 

夜に光を浴びることが健康に悪いと研究で発表されています。

 

2019年にJAMA Internal Medicine上で公開された研究論文では

夜に電子機器などの光にあたっていた女性は、人工光にあたっていない

女性と比べて体重を増加させやすいことが明らかになっています。

 

論文では、夜間の睡眠中に人工光にさらされる機会を減らすことは、

肥満を予防する有用な戦略である。と記されています。

 

最近の調査ではアメリカ全土から35~74歳までの約4万4000人の

女性被験者を集め、約5年間もの追跡調査を実施しています。

 

アンケート形式で

 

・寝室の明かり

・TVの光

・ほかの部屋からの光

 

などを詳細に寝る時に浴びる可能性のある人工光について

答えてもらい、どの程度の人工光を睡眠時に浴びているかを測定しました。

 

結果としましては、研究開始時には肥満でなかった女性であっても

夜に人工光を浴びていると答えた被験者はそうではない被験者と比べて

研究の追跡調査期間中に肥満になる可能性が約20%も高くなったそうです。

 

テレビをつけたままや電気をつけたまま寝ていた女性は、夜間に人工光を

浴びないグループと比べると約5kgの体重増加を経験する

可能性が17%も高くなってしまいました。

 

暮らす国や地域、家計収入、カフェインやアルコールの摂取量など

うつ病やストレス、他の要因を考慮した場合であっても

同じようにみられたそうです。

 

睡眠と光の関係性はとても強いものであり体重だけでなくあらゆる

問題がたくさん関連してきます。

 

睡眠の質は自分自身で上げることも下げることもできるということですね。

 

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