「ブロック注射が効かない…」脊柱管狭窄症の本当の原因と、改善が止まる理由を解説

■はじめに

脊柱管狭窄症の治療として
「ブロック注射で様子を見ましょう」
と言われることは珍しくありません。

しかし実際には、

  • 注射して数日しか持たない

  • 回数を重ねるほど効かなくなる

  • そもそも初回から効果を感じない

  • 結局、歩行距離が変わらない

という方が多いのも事実です。

大阪・住吉区の大口神経整体院にも、
「ブロック注射が効かないのはなぜ?」
という相談が非常に多く寄せられます。

本記事では、注射が効かなくなる本当の理由と、
改善が止まる原因を専門的に整理して解説します。


■ブロック注射の役割は“痛みを一時的に抑えること”

まず理解すべき点は、
ブロック注射は根本治療ではない
ということです。

●ブロック注射の働き

  • 神経の炎症を抑える

  • 痛みの信号を一時的に遮断する

つまり、
“痛み止めの強いバージョン”
という位置づけです。

したがって、
根本原因が残っていれば効果は長く続きません。


■「効かない理由」は3つある

結論から言うと、
ブロック注射が効かない理由は以下の3つです。


【理由①:神経の“誤作動”が改善されていない】

脊柱管狭窄症で多いのは、
神経が圧迫や炎症によって過剰興奮(誤作動)している状態。

  • 歩くとビリビリ

  • 休むと楽になる

  • 前かがみで歩きやすい

これは典型的な “神経の誤作動” 症状です。

●ブロック注射の弱点

注射は炎症を抑えますが、
神経の働きそのもの(伝達エラー)は改善できません。

そのため、神経型の狭窄症では
「効かない」「すぐ戻る」という現象が起こります。


【理由②:血流低下が続いている】

歩行での痛みや重だるさ、ふくらはぎの張りは
筋肉・神経の血流不足 が原因のことが多いです。

特に、

  • 朝が動きにくい

  • 長時間立てない

  • 足が冷える

  • 動くと徐々に楽になる

これらは “血流型の狭窄症” の特徴。

●注射の弱点

血流改善は注射ではできません。

血管や筋ポンプ機能が改善しない限り、
根本的な変化は期待できません。


【理由③:自律神経の緊張が強い】

慢性的な痛みや不安は、
自律神経(交感神経)を緊張させます。

この緊張状態では、

  • 筋肉が硬くなる

  • 血管が収縮する

  • 回復力が落ちる

  • 痛みを感じやすくなる

という悪循環が発生します。

●注射の弱点

自律神経の乱れは薬では調整できません。

呼吸、姿勢、ストレス、生活動作の改善が必要です。


■ブロック注射を続けて“悪循環”になるケース

注射を繰り返すことで、

  • 痛みが戻る → 再び注射

  • 効きが悪くなる → 回数が増える

  • 身体の機能は変わらない → 症状だけ残る

というループに陥ることがあります。

これは、
根本原因(神経・血流・自律神経)が改善していない証拠
です。


■脊柱管狭窄症を根本改善するには“原因の特定”が最優先

当院では、脊柱管狭窄症の方には必ず

  • 神経反射テスト

  • 血流の左右差

  • ふくらはぎのポンプ機能

  • 骨盤・胸郭の可動

  • 歩行の癖

  • 痛みの出る関節角度

  • 狭窄症の「型」判定(神経根型・馬尾型・混合型)

これらを徹底的に検査します。

✔ 原因が「型」で明確になると

・整体で改善できる領域
・医療が必要な領域
がハッキリ分かります。


■大口神経整体院のアプローチ

当院では、手術や注射が届かない領域に特化しています。

●神経の誤作動を整える

微弱電流+神経整体で、伝達エラーを正常化。

●血流の改善

筋肉・神経の酸欠状態を解除。

●自律神経の調整

呼吸・姿勢・動作改善で、回復モードに切替。

●歩行・生活動作の改善

再発しにくい身体づくりを指導。


■まとめ

ブロック注射が効かないのは、

  • 神経の誤作動

  • 血流低下

  • 自律神経の乱れ

という 構造以外の原因 が残っているからです。

注射に頼り続ける前に、
本当の原因を見極めることが最優先です。

住吉区で狭窄症に悩む方は、
まずは“原因の答え合わせ”から始めてみませんか?

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