手術を勧められた脊柱管狭窄症でも改善できる?整体が届く領域・届かない領域を専門家が解説

■はじめに

脊柱管狭窄症と診断され、
「手術しかありません」
「もう整体では難しいです」
と言われ、不安や戸惑いを抱えて来院される方は多くいます。

しかし臨床では、
“手術を勧められたが整体で改善した”
というケースも少なくありません。

かと思えば、
“整体では難しく、手術が必要な段階に来ている”
というケースも確実に存在します。

では、どこに境界線があるのか?
どんな脊柱管狭窄症なら整体で改善が見込めて、
どんなケースは手術を検討すべきなのか?

大阪・住吉区の大口神経整体院が、
臨床経験と専門的視点から解説します。


■まず知っておくべき真実

脊柱管狭窄症は 「構造(骨)」の問題と「機能(神経・血流・自律神経)」の問題が混在する疾患 です。

そして、

✔ 手術が必要なのはあくまで「構造の問題が重度」の場合

✔ 整体で改善できるのは「機能の問題が主体」の場合

ここが最も重要なポイントです。


■整体で改善が見込めるケース

以下に当てはまる場合、
整体で改善できる可能性があります。


【① 神経の誤作動(過剰興奮)が主原因】

典型的な症状

  • 歩くとしびれ、休むと楽

  • ビリビリ系の痛み

  • 朝より昼・夕方が悪い

  • カートを押すと歩きやすい

これらは “神経型の狭窄症” と呼ばれ、
神経の働きが乱れている状態。

●整体で改善が見込める理由

神経の伝達は、
手術では変わらない=整体の得意領域です。


【② 血流低下(酸欠)が原因のタイプ】

  • ふくらはぎの張り・だるさ

  • 足先が冷える

  • 朝の動き出しが悪い

  • 温めると楽になる

これは 血流型の狭窄症 で、
神経+血管の酸欠状態です。

●整体で改善が見込める理由

血流改善は手技や動作改善が最も得意な領域です。


【③ 自律神経の乱れが影響しているタイプ】

  • 寝ても疲れが取れない

  • 夜間にしびれが強い

  • 痛みが日によって変化する

自律神経が乱れることで、
神経興奮が収まらず、血流も悪化します。

●整体で改善が見込める理由

呼吸・姿勢・胸郭・生活動作と連動するため、
整体が直接的に調整できます。


【④ MRIで強い狭窄でも症状が軽いタイプ】

医療現場でも知られていますが、
画像と症状は一致しません。

強い狭窄でも痛みが軽い人は多く、
機能面の調整で改善する可能性があります。


【⑤ 手術後にしびれが残っているタイプ】

術後のしびれのほとんどは、
神経の誤作動が残っている ため。

手術では触れない領域で、
整体の専門領域です。


■整体では難しい・手術を検討すべきケース

逆に、以下の症状がある場合は
早急に医療機関の判断が必要です。


【① 排尿・排便障害を伴う(馬尾症状)】

  • 尿漏れ

  • 尿が出にくい

  • 肛門まわりのしびれ

これは 緊急性が高いサイン で、
手術を検討すべき段階です。


【② 急激な筋力低下・麻痺】

  • つま先が上がらない(下垂足)

  • 太もも・すねの明らかな筋力低下

神経根が強く障害されている可能性が高く、
整体だけでは改善が困難です。


【③ 安静時にも強い激痛が続く】

夜も眠れないレベルの強い激痛は、
炎症や急性期の可能性が高いです。


【④ MRIで明確な重度すべり症・脊椎分離症】

骨のズレが高度な場合は、
構造的改善が不可欠になることもあります。


■大口神経整体院の立ち位置

当院では、

●整体で改善できる人

●医療が必要な人

この見極めを最重視しています。

「無理に通わせない」
「手術を否定しない」
「原因を客観的に評価する」

これが当院のスタンスです。


■当院の検査(初回で徹底評価)

  • 神経反射テスト

  • 血流の左右差

  • 歩行パターン分析

  • 骨盤・胸郭の可動域

  • 痛みが出る角度の解析

  • 狭窄症のタイプ判定(神経根型・馬尾型・混合型)

この「原因の答え合わせ」を行うことで、
整体で改善できるか明確になります。


■まとめ

手術を勧められた脊柱管狭窄症でも、
改善できるケースは確実にあります。

ただし、全員ではありません。
重要なのは…

✔ 整体で届く領域

✔ 医療が必要な領域

この区別を正しく見極めること。

住吉区で狭窄症に悩む方は、
まずは一度、「原因の型」を明確にしませんか?
あなたに最適な選択肢が必ず見えてきます。

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