■はじめに
脊柱管狭窄症は「狭くなっている」だけでは語れません。
実際の臨床では、痛みやしびれの出方によって、
“どのタイプの狭窄症か” が大きく違います。
脊柱管狭窄症は大きく3つの型に分類されます。
-
馬尾型(ばびがた)
-
神経根型(しんけいこんがた)
-
混合型(こんごうがた)
型によって、
-
痛む場所
-
しびれが強くなる状況
-
改善の方向性
-
手術が必要かどうか
がまったく異なります。
大阪・住吉区の大口神経整体院でも、
初回の評価で必ず“型の分析”を行います。
まずは、それぞれの特徴を徹底的に解説します。
■脊柱管狭窄症はなぜ“型”で分類する必要があるのか?
タイプを見極めると、
「整体で改善できるか」「医療が必要か」の判断がつく からです。
同じ狭窄症と診断されても、
-
改善する人
-
改善しにくい人
-
手術した方が早い人
これらが存在するのは“型の違い”があるためです。
【① 馬尾型(ばびがた)】
最も注意が必要なタイプ。
■症状の特徴
-
両足のしびれ
-
両足の感覚が鈍い
-
足の裏の感覚が薄い
-
会陰部(股の間)がしびれる
-
歩行がどんどん困難になる
-
排尿・排便の感覚異常
-
脚が前に出にくい
特に、
-
尿が出づらい
-
尿漏れ
-
股の間がジンジンする
これらは “危険サイン” で、
馬尾神経という身体の中心神経に強い圧迫がある可能性があります。
■整体で改善できる?
●基本的に 医療機関での評価が必須
●排尿障害がある場合 → 早急に手術検討レベル
ただし、
排尿障害がない・軽度である場合は、
神経の誤作動や血流低下が主因のこともあり、
整体で改善するケースも存在します。
【② 神経根型(しんけいこんがた)】
狭窄症で最も多い一般的なタイプ。
■症状の特徴
-
片側の足に痛み・しびれ
-
太もも・ふくらはぎの外側に痛み
-
歩くと悪化、休むと楽
-
腰より足がつらい
-
カートを押すと歩きやすい
坐骨神経痛と非常に近い症状 を示すのが特徴です。
■整体で改善できる?
●改善が期待できるケースが非常に多い
●神経の誤作動・血流・自律神経の影響が大きいタイプ
●構造の問題が軽度な場合、手術は必須ではない
実際、
神経根型は 機能の問題(神経・血流・動作) が原因であることが多く、
神経整体との相性がよいタイプです。
【③ 混合型(こんごうがた)】
最も厄介で、最も多い現代型の狭窄症。
■症状の特徴
-
痛みとしびれが混在
-
日によって症状が変わる
-
長時間立てない
-
座っても楽にならない日がある
-
歩行・姿勢で変化が出やすい
-
朝悪い・昼マシ・夜また悪い
神経の誤作動+血流低下+自律神経の乱れが混ざったタイプ。
■整体で改善できる?
●改善が見込めるケースが多い
●ただし、原因が複数あるため 精密な分析が必要
●施術の順番・刺激量・動作改善が重要
混合型は、
【神経 × 血流 × 姿勢 × 生活動作】
を同時に見直す必要があります。
■“型”の違いを整理するとこうなる
| 型 | 特徴 | 危険度 | 整体での改善性 |
|---|---|---|---|
| 馬尾型 | 両足しびれ/排尿異常 | 高い | 低〜中(医療優先) |
| 神経根型 | 片側のしびれ/坐骨神経痛様 | 低い | 高い |
| 混合型 | 痛み+しびれ混在/日差あり | 中 | 高い(複合要因が治れば改善) |
■あなたはどのタイプ? かんたんチェックリスト
▼馬尾型の可能性
-
両足がしびれる
-
股の間がしびれる
-
排尿・排便に違和感
→ 医療機関へ相談レベル
▼神経根型の可能性
-
左右どちらか片側だけにしびれ
-
お尻〜太もも外側〜足先の痛み
-
前かがみで楽
→ 整体の適応可能性が高い
▼混合型の可能性
-
日によって痛む場所が変わる
-
朝つらい/夜しびれる
-
立つだけで痛いときもある
→ 複合原因のため、専門的分析が必要
■大口神経整体院の“型分析×改善プラン”
住吉区の大口神経整体院では、
初回で必ず次の検査を行います。
-
神経反射検査
-
血流の左右差チェック
-
歩行動作分析
-
姿勢・骨盤・胸郭の動き
-
痛みが出るポジション分析
-
狭窄症の型(馬尾型/神経根型/混合型)判定
この「型診断」により、
整体で改善できるか、医療が必要かが明確になります。
■まとめ
脊柱管狭窄症は
“型”を見分けることで改善の方向性がはっきりする疾患 です。
-
馬尾型 → 医療優先
-
神経根型 → 整体が効果的なことが多い
-
混合型 → 神経×血流×動作を総合的に整える必要
あなたの症状がどの型か知ることで、
誤った治療選びによる遠回りを防げます。
住吉区で狭窄症の改善を目指す方は、
まずは原因の“型”を正しく知るところから始めましょう。
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